手首が痛い(腱鞘炎)

当院に産後の整体ケアにいらっしゃる方の中で、半分位の方がうったえる症状の一つとして手首の痛みがあります。そう、所謂「腱鞘炎(けんしょうえん)」ですね。ドケルバン病とも言われます。

そもそも腱鞘炎とは何でしょう? 腱とは筋肉の一端でひも状で骨に結合している組織です。腱鞘とはその腱を包む『鞘(さや)』です。腱鞘には滑膜があり少量の滑液(潤滑油みたいなもの)によって腱の動きをなめらかにします。その腱鞘の滑膜に過剰な摩擦が生じて炎症が起きます。炎症とは充血、腫れ、発熱、痛みなどの症状を言います。

患部を押さえると痛みます。また下の写真の様に親指を握り手首を尺屈(手首の関節を小指の方向に曲げること)すると激痛が走ります。

抱っこなどお子様のお世話をする際、手首を曲げすぎて力を入れすぎると腱鞘炎になる確率が上がります。過剰な負担を手首に掛けてしまっているんですね。今までに無い体の使い方に手首が悲鳴をあげているんです。第一子の方に多く見られるのもその理由です。

使いすぎが原因なのですから、一番の治療は休ませること…分かっているけど抱っこしない訳にいかなですよね。手首のコルセットやテーピングも有効かと思いますが、その度に装着する手間や暑い時期は蒸れなども気になります。

そんな時に有効活用頂きたいのが抱っこ紐なんです。お子様の体重を腕力で支えなくて済むので手首を休めることが出来ます。しかし赤ちゃんがぐずる度、抱っこ紐を付けるのは面倒ですよね。なので抱っこ紐は極力着脱が簡単なものを選ばれると良いと思います。

当院では手首の状態にもよりますが直接患部への施術は基本控えています。その患部へ繋がる箇所を緩めることにより症状軽減や予防を目的としています。

※炎症が強く充血、腫れ、発熱などの症状がある場合はまず整形外科への受診をお勧め致します。

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