肩こりの原因のひとつ「テクネック」とは?

スマホでちょっとだけメールチェックのつもりが、インスタやFacebookに没頭、気づけば30分以上経っていて「首、痛―」。なんてことはありませんか?

長い時間パソコンやスマホを使って首に痛みを感じる場合があります。
それを『テクネック』と言います。『スマホっ首』なんて表現もありますね。
この現代病「テクネック」の原因、症状、治療法などを探って行きましょう。

【テクネックとは】

欧米で問題視されているテクネックは正式に診断された病名ではありませんが、様々なテクノロジー機器(スマホ、パソコン、タブレット、ゲーム機など)を使用したときに感じる痛みや不快感を表す現代用語です。
しかし、首の痛みだけを指しているわけではありません。テクネックは腰や肩などの身体の様々な箇所の痛み全てを指す総称です。テクネックと定義される症状は、テクノロジー機器の使用による負荷から引き起こされる症状全てを指します。

【テクネックの進行メカニズム】

首、頸椎は脊椎のなかでも最も柔軟な部分です。ですから動きにも融通が利くとともに、その柔軟性が故に怪我や損傷も受けやすくなります。5~6kgという私たちの重い頭を支えている首は、画面をのぞき込もうとする頻度が多くなったり、視線を下に落とすことでさらに負荷がかかります。もともと首は重いものを支えるようなパーツではないため、不自然な姿勢が首回りの筋肉に負担をかけることになるのです。頭が前に突き出て、その荷重が首の筋肉に負担をかけ、痛みが進行します。頭を突き出して画面をのぞき込もうとすること自体でダメージを与えるというわけではありませんが、そうした無理な姿勢を長く続けることでテクネックが進行してしまうのです。

【テクネックの原因】

テクネックはテクノロジー機器を使用した弊害というよりも、座ってばかりいるデスクワークのライフスタイルに起因します。米国NASAのレポートによれば、仕事中95%を座ったままの状態で過ごしているデスクワーク中心の人は、テクネックの割合が普通の人と比べて2倍だそうです。つまり、あまり動かず、不自然な姿勢のままで居つづけると、痛みを伴うということを意味しています。身体を傾けて頭を突き出せば、腰や肩にさらに負荷がかかり、運動不足も加わり全身の血流を悪くし、頭痛の原因ともなります。

【テクネックの影響】

スマホの使い過ぎなどによるテクネックは、肩こり・腰痛などの痛みになったり、疲れ目や良質な睡眠が取れなくなる原因となります。それだけでなく、首周りやあごのラインにも悪影響も及ぼすこともあります。ここ10年ほどで首周りのラインやあごのたるみに悩まされる若い女性が増えているそうです。これも、テクネックの影響によるものとも考えられています。首の肌が重力により毎日引っ張られ続けて伸びてしまうといったことでしょう。テクネックの影響は痛みだけではなく、見栄えも悪くしてしまうのですね。

【テクネックの解消法】

テクネックの原因は、『姿勢の悪さとその姿勢がもたらす負荷が痛みを引き起こす』という事実から来ています。解消法は立っているときも、座っているときも、正しい姿勢を心がけること意識することです。スマホやパソコンに没頭していると姿勢が悪くなることもありますが、そんな時も正しい姿勢を意識するようにしましょう。姿勢を正すことで、体もラクになり、代謝も良くなります。
「自分で意識する!」と丸投げになりましたが、自分で意識することが一番大事で必要なことなのです。
デスクワーク中心の人は、肩の上げ下げ、あごの上げ下げなど、簡単なストレッチを取り入れることもお勧めします。
それでも首のこりが解消しないときには、錦糸町北口整体院で定期的にプロの手を借りることで解消させることもお勧め致します。(^^)v

「肩こりがなかなか治らないな……」と感じる人は、パソコンやスマホを見る姿勢を見直してみてはいかがでしょうか?
『痛みのないお身体』と『スッキリとしたあごのラインや美しいネックライン』というご褒美がもらえますよ。

錦糸町北口整体院